TouchJWv2 2023年に向けて

ありがとう2022 with TouchJWv2

まずはTouchJWv2 2022の実績報告です。思い出深いのを綴っていきます。そして、2023年に向けての展望です。

Jw_cad Unicodeファイルとの格闘

Jw_cad v8系はMBCSアプリケーションのはずなのでUnicodeが混入するJw_cadファイルがサポートに舞い込んだのが2020年ごろですが、今年になってからは数が圧倒的に増えました。
これが何を意味するのか?というと純正Jw_cadで作成されたアプリケーション以外のJwwファイルが流通しているということです。これはびっくりしました。
サポートに舞い込んだファイルの送信者に作成アプリケーションを聞いても「わからない」とのことです。
しかし、純正Jw_cad本体で読めるので、どうやらMFCのライブラリが吸収しているようでUnicode依存文字は「?」と表示されます。
これの検証をするために、TouchJWv2にUnicode文字出力のテストルーチンを組み込んみテストしたりしていました。この検証に結構な時間がかかりましたが、現在、多国語対応のJw_cadのファイルが出てくるかも?なので、多国語対応Unicode機能を実装する準備をしています。現在、3ヶ国語ぐらいのUnicodeは表示します「英語、日本語、ハングル」を混ぜたJwwファイルなどは表示しますが、「英語、日本語、ハングル、フランス、スペイン、アラビック」などを混ぜると「英語、日本語」しか表示されません。もしかしたら言語の中には右から左に読むのもあるのでそれが原因かなぁ?謎、でも2023年には読めるようにしたい。

Quartz 2Dの線幅によるパフォーマンスの低下

Quartz 2Dで極端なパフォーマンスが落ちる現象がユーザーサポートに、結局この原因をつかむのに数ヶ月試行錯誤した。結局、ズームアウトした時のQuartz 2Dの線幅がある法則を越えると、極端にパフォーマンスが落ちることがわかった。対策できたのが夏ごろだったなぁ、遠い目。
あと、パフォーマンスが落ちる原因として、1ファイル複数枚の図面データが原因でもある。
流石に閉口するほどの事例があったので、デカデカと記録しておいた。

Jw_cadやTouchJWv2に向かないデータ
https://ansh.jp/TouchJWv2iOS/overview/manual/CAD_Data

くれぐれも、1ファイル1図面で使う前提のCADアプリケーションで1ファイル複数枚の図面データは作らないように強くお勧めする。結局スキルがないとリンク先の事例が発生するので、2023年はスキルのアップを目的とした情報発信もしていかなければ。

試行錯誤のLiDAR Obj->Jww変換機能

3D LiDARスキャナの吐く Obj->Jww変換機能であるがとにかく試行錯誤の連続だった。とにかくUIよりもデータ解析や平均化や現場であったら便利な機能を思いつくまま乗っけていったんですが、やはり整理されていないので、結局使いづらいものになってしまう。

これが実は結構辛かったりするのですが、UIについては夏頃にJww表示に搭載した。シグナル表示が結構わかりやすい感じなのでLiDAR Obj->Jww変換機能にも乗っける予定です。

LiDAR Obj->Jww変換機能の中に断面図作成機能を実は実装しています。(裏機能)現場で断面図作成を使ってみたのですが意外と道路断面や道路付近の境界物(側溝や塀など)を結構正確に測ってくれます。きちんとUIを整理すれば使いやすくなるなぁ。

UIは現在、データ処理する範囲を表示するスケールが表示されていますが、全部表示されているのでごちゃごちゃして使いづらいので、これも整理します。
これでかなりスッキリするので3D LiDARも来年からかなり活用できるかも?2023年はかなりの機能強化ができそうです。

以上内容はv2.15系で実装予定です。ということで、年末年始はLiDAR Obj->Jww変換機能をやっています。

2022年はTouchJWv2をご愛顧いただきありがとうございます。2023年も進化していくTouchJWv2にご期待ください。

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