お断り、この記事は浮動小数点を使う限り誤差発生が起こるということを解説した内容であり。加重誤差がJw_cadだけで発生するわけではないことを説明しています。この内容を見て、Jw_cadのバグだと騒ぎ立てるような人は浮動小数点の特性を知らないひとなので、その辺を注意してご覧ください。
Jw_cadの加重誤差を無理やり発生させる技(^^;..ということで、無理やり発生させます。
まず、Jw_cadの新規図面で A3用紙サイズ 1/100で、用紙枠の中心、図面枠に100×100の四角形を書きます。そして、この図形を選択し、「座標ファイル」「ファイル書込」で書き出します。
そうすると、図形原点なので、きっちり正確です。
50,-50という数値が出ているので、100×100の座標が表示されているのがしっかりわかります。
この四角形を範囲選択しコピーします。
そして、Jw_cadをいったん終了し、新規に起動します。ここで、わざと誤差発生しやすいように設定を行います。用紙サイズをA3のままに、縮尺を 1/5000とかにします。そして画面をできるだけ広く見えるように、用紙枠の中心からできるだけ離れたところに、このデータをペーストします。
そして、先ほどと同じように、「座標ファイル」「ファイル書込」で書き出します。
誤差発生がわかりやすいようにしましたが、もっと、誤差が出るようにするテクニックがありますがそれは割愛(^^;…
書き出した結果、はこうなりました。
座標の生データの、後ろ4行あたりで、加重誤差の発生が見られます。
しかし、角度の判定にかかわる加重誤差ではないなぁ、
ペーストを繰り返すと、加重誤差が増え、角度に影響のある誤差発生が来る可能性はあるなぁ。(^^;..
浮動小数点の加重誤差は発生して当たり前なのである。